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走り続けるアタシの幸せな日々。 Seu sussurro me faz feliz.
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何も考えるな 何も考えてはいけない

心に向き合え からっぽで感じろ

奥底にある 純粋な感情

物事は単純 如何様にもなる

惑わすのも また己が心

 

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沢山の喜び 沢山の幸せ
大切な心と 大切な諸々

ただ好きでいるだけ
ただ愛しているだけ

一筋の心配 一片の焦燥
沸上がる不安と 吹荒れる暗闇

ただ好きでいたいの
ただ愛していたいの

切なさは 恋するが故
苦しさは 愛するが故
切なさも 恋すればこそ
苦しさも 愛すればこそ

なお好きになるなら
なお愛しくなるなら
ただ歩きゆくだけ




 


強く 強くあろうとする君に憧れ
弱く 脆い自分に見ぬふりをしていた

高く 高いところを目指してゆく君と
共に 後を追って 強いつもりでいた

気付いたんだ 君の力
気付いたんだ 君の想い
弱くたって 脆くたって そのまま
小さくても 儚くても 失くさず
ありのまま いればいい
あるがまま 添えばいい

強く 強くあろうとする君に憧れ
弱く 脆い自分を晒け出す一歩は

高く 高いところに導いてゆく君と
共に 手を繋いで 怖がる必要はない

気付いたんだ 君の力
気付いたんだ 君の想い
弱くたって 脆くたって そのまま
小さくても 儚くても 失くさず
ありのまま いればいい
あるがまま 添えばいい

幸せは 共に 前へ 進め
 

そうた と ゆうた は きょうだいです。
まいにち けんかを するけれど、 まいにち いっしょに ねむります。

あるひ、テレビを みていた ゆうたが ききました。

「きょうはなんにち?」

「5がつの8!」
ゲームを していた そうた が いいました。

「あしただね ママの たんじょうび」
「あっ そっか!」
「プレゼント なにあげる?」
「ママ なにがほしいのかなぁ」
「きいてみる?」
「ダメだよ、びっくりさせようよ!」
「うん そうしよう!」

ふたりは じぶんの ちょきんばこを もってきて、じゃらじゃらっ と おかねをだすと そうたが かぞえました。

「952えん!」
「おかねもちだね!」
「ぜんぜん おかねもち じゃないよ! ゲームそふと かえないもん」
「プレゼント かえるかなぁ」
「みにいってみよう!」
「いってみよう!」

そうたは おかねを おさいふにしまって、ゆうたは リュックに そうたのゲームと うわぎをしまって くつをはきました。

「どっかいくのー?」

だいどころから おかあさんの こえがします。

「うん!ママのプレ・・」
「ダメ!!!いっちゃダメだってば!!」
「あ、そっか」
うっかり いいそうになった ゆうたを そうたが とめました。

「ママのなにー?」
「なんでもない! あそびに いってきまーす」
「ふーん?きをつけるのよー」
「はーい」

ふたりは ドアをしめて じてんしゃにのると おかあさんと いったことのある おおきなおみせに むかいました。
とちゅうで おともだちに あいましたが、「どこいくの?」と きかれても 「ひみつ!」と こたえて ふたりで くすくす わらいました。

おかあさんと いっしょにいくと あっというまに ついてしまう おみせも、 ふたりだと なかなか つきません。
とちゅうで みつけた おともだちと きたことのある こうえんで きゅうけいしよう と じてんしゃをとめると すべりだいや ぶらんこに むちゅうになってしまいました。

「おれ のどがかわいた」
「おれも」
ゆうたが いうと つられて そうたも いいました。
そうたは おさいふをだして、 こうえんの はじっこにある じどうはんばいきで ジュースを かうことに しました。

「おれ ぶどうジュースがいい」
「やだ! おれ コーラにする」
そうたは おかねをいれると すばやく コーラのボタンを おしました。
でてきたコーラを おいしそうに ごくごくのんで ゆうたに あげようと しません。

「おれにも のませてよ!」
「しょうがないなぁ」
そうたは じどうはんばいきに おかねをいれて ぶどうジュースを かってあげました。

「ありがと!」
ゆうたは やっとのめる、と うれしそうに ジュースを のみました。

「あーあ あと712えんに なっちゃった」
「なにが かえる?」
「しらない!」

のみおわった ジュースのかん を ごみばこにすてると そうたは じてんしゃに のりました。
「まってよー」
あわてて のみかけの ジュースを かごにいれて ゆうたも じてんしゃに のります。

ふたりは また おおきなおみせに むかいます。

おおきな おみせに いくためには とてもおおきな どうろを わたらなければ なりません。
おおきな どうろには おおきな ほどうきょうが かかっています。

「ここ ママときたことある!」
ゆうたは うれしそうに いいます。

そうたが ボタンをおして ほどうきょうにのぼる エレベータを よびました。
エレベータからは そとがみえます。
ぐんぐんのぼる エレベータに ふたりは わくわくしました。

「たかいね!」
「ひとが ちいさくみえる!」

ふたりは ほどうきょうから みえる おおきなどうろを とおるひとや くるまに てをふったり こえをあげたりしました。
おひさまは かたむいて だんだん おれんじいろに なっています。

「もう ゆうがたかなぁ」
「まだあかるいから だいじょうぶだよ!」
そうたは おりるエレベータの ボタンをおしました。

ふたりは だれもいない エレベータに じてんしゃをひいて のりこみました。

あたりは いつのまにか しずまりかえっていたのに きづかないまま…。











*** *** *** 









エレベータをおりると あたりはすっかり くらくなっていました。

「あれぇ?もうよるになっちゃった」
「はやくしないと ママにおこられちゃうよ」

しんぱいそうに あたりをみまわす ゆうたをせかして そうたは じてんしゃにのりました。

「まって!」
ゆうたが あわてて じてんしゃにまたがると、きゅうに つよいかぜが ふきつけてきました。

ざぁーーーーーーーっ

「うわっ」
たおれそうになった そうたが あわててじてんしゃを おりると ゆうたも じてんしゃにしがみついています。

ごごごごごごごご

ごぉーーーーーーーっ

ものすごい じひびきと うなりごえのようなものが きこえてきたので ふたりは おとのするほうを ふりかえりました。

「あっ!!」
「あれは…」

ふたりは かおをみあわせると あわてて ゆうたのリュックから ゲームをとりだして でんげんをいれました。
いつもふたりで あそんでいるゲームに でてくるボスが すぐそこにいます。

「すっげー!!」
「でけー!!!」

『キングドラゴンだ!!』

かんせいをあげる ふたりのめのまえで ドラゴンは しっぽをふると どうろにならぶ くるまを はねとばしました。

「うわ!!ふっとんだ!!」
「こっちにくるよ?!!」

ゲームをてにもったまま そうたはじてんしゃを こぎました。
ゆうたも それにつづこうと ペダルをふみましたが からまわりして うまくこげません。

「まってよ そうた!!」
「はやくしろよ!」

ドラゴンは くうちゅうを ゆうがにおよぎ おたけびをあげると くるりとしっぽをふり ほどうきょうを どかーん! と こわしてしまいました。

「うわぁっ!!」
はじけとんでくる ほどうきょうの かけらをよけようとして ゆうたは じてんしゃごと たおれてしまいました。

「ゆうた!!…いてっ!」
たおれたゆうたに かけよろうとした そうたは かけらに あたってしまいました。

「そうた!だいじょうぶ?!」
ゆうたは そうたのもとへ かけよります。

「うう・・・いたいよぅ・・・」
かけらのあたった かたをかばうように うずくまったまま そうたは いまにも なきそうでした。

「そうた、なくなよ! もう2ねんせいだろ!」
「うるさいな! ないてないよ!」

そうたは なみだを ぐっとこらえて ゆうたをにらむと ドラゴンを にらみつけました。

「おおボスだから たおすのむずかしいんだよな!」
「そうた たおしたことあるじゃん!」
「あいつは ほのおタイプなんだよな」
「どのわざ つかう?」

ふたりは ゲームきを そうさしながら たたかうわざを えらびました。
ドラゴンは そこらじゅうに ほのおを はきちらしています。

「ほのおタイプだから アクアスクリューだ!!」
そうたが こうげきの けっていをしました。

ざざざざぁーーーーーー!!!

うしろのほうから つなみのような みずのたつまきが ドラゴンを おそいます。
おたけびを あげて ドラゴンは たつまきに まかれましたが うずをまきちらして ふっかつしてしまいます。

ギァアアーーーーーーー

おおきな さけびごえをあげると ドラゴンは ひばしらのような ほのおを ふきつけてきました。

「にげろ!!」
ふたりは ぜんそくりょくで ちかくにあった くるまのかげに かくれます。
ドラゴンのほのおに やかれたくるまは くろこげになって ボン!と ばくはつしたので ふたりは ふきとばされてしまいました。

「うわぁっ!」
「あっちぃ!!」

ふくのはじっこが すこしこげて いやなにおいが します。
はんそでを きていた そうたは かたがやぶれ ひじがすりむけて しまいました。

「きいてないのかな?」
「もっと こうかがあるやつじゃなきゃ」
そうたは ひっしに わざを リストから さがします。

「みずがだめなら こおりだ!」
「アイスハンマー?!」
「あたり!」

ふたりは かおをみあわせて にやりとすると そうたが けっていボタンを おしました。

ずどーーーーーん

そらから おおきなおおきな こおりのハンマーが ドラゴンを たたきおとします。
ドラゴンは どうろに たたきつけられて ひめいを あげました。

ゲームがめんでは ドラゴンのたいりょくが いっきにへりました。

「やったぁ!こうかばつぐんだ!」

そうたが おもわず たちあがって ガッツポーズをすると ゆらり と うかんだドラゴンが おおきく くちを あけました。

「あっ!!」

ゆうたが こえをあげると ドラゴンは すごいスピードで ちかづいてきて そうたは あっというまに つれていかれて しまいました。

「うわぁ!!!」
おもわず てをはなした そうたのゲームを ゆうたが うけとります。
「そうた!!!」

ドラゴンの きばは そうたのあしを つきさしているみたいでした。

「そうた!! そうた!!!」

ゲームを にぎりしめ けんめいにさけぶ ゆうたに そうたは ちからをふりしぼって いいました。

「ゆうた・・・とどめを さすんだ・・・」
「えぇ! なににする?!」
「・・・とどめ・・だ・・・」
「そうた?! そうた!! おれ わかんないよ!!」

そうたは ぐったりと ドラゴンのくちで なすがままに なってしまいました。

「そうた・・・そうたが しんじゃうよ・・・どうすればいいんだよ・・」
なきべそを かきながら ゆうたは けんめいに わざリストを さがしました。

ばくはつした くるまは ごうごうと ほのおを あげています。

「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ゆうたは いろんなわざを みましたが どれも かまれている そうたに あたってしまいそうです。

リストのさいごのほうで ゆうたは 「あっ」と てをとめました。

「これだ!」

ゆうたは ドラゴンをにらみつけながら そのわざの けっていボタンを おしました。

ブワンっ

いっしゅん まぶしくて まえがみえないぐらいの ひかりがまたたき ゆうたのてには きんいろにかがやく おおきな けんが にぎられていました。

「へっへっへーんだ! おにさーんこーちら!!」
ゆうたは あっかんべー、とやると どうろを いちもくさんに はしりだしました。

グォオァアアーー

ドラゴンは また おおきなくちをあけてさけび そのひょうしに そうたが ふりおとされました。

「いってぇ・・・・・」
どうろに おとされたそうたは もう いたくて うごけません。

「そうた! みてて!!」

ゆうたは はしって そのさきにあった くるまにのぼると おおきなくちをあけて むかってくるドラゴンに むきあいました。

ゴォオオオーーーーッ

ほのおを はきだして むかってくるドラゴンの あついくうきが かかったところで ゆうたは ちからいっぱい ジャンプしました。

「わだつみの けんーーー!!!」

おおきなこえで もう こわくて めをつぶったままでしたが ゆうたは けんを おおきくふりました。

ギャァアアアーーー

ドラゴンが おおきなこえで さけび ゆうたをふりはらって くるしそうに もがきました。
ふきとばされた ゆうたは うえこみに なげだされて それほどいたくなくて すみました。

ドラゴンは くうちゅうで じたばたと もがいたあと ささったけんを ふりはらってとると そらのかなたへ きえていきました。
ふりはらわれた けんは どうろにおちると おれてしまい いっしょに かがやくなにかが おちてきました。

「はー・・いたかったぁ・・・」
ゆうたは そろりとたちあがると おれたけんを みにいきました。

おれたけんと いっしょにおちてきた かがやくものは どうやら ドラゴンの うろこみたいです。
「やったぁ!アイテムゲットだ!」

ゆうたは うろこをにぎりしめて そうたのもとへ かけより うずくまる そうたを ひきずりおこして それをみせました。

「そうた! アイテムゲットしたぞ!」
「・・・すげぇ・・おれたち やったね」
「うん、おれと そうたで ボスをたおした!」
「ふたりで・・きょうりょくしたからだね・・」
「うん、つかれたね」

なんども やったね といいながら ふたりは つかれて だきあったまま ねむってしまいました。
きずだらけですが とても うれしそうに わらいながら。












こんな晴れた天気じゃ せっかくの涙もかわくよ
じりじりとこがすよ 冷めた彼女と太陽

あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ
あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ

とびかけた。逃がしてよ
空がウソを全部知るのよ
誰かこころかしてよ
罪とあまいみつをもとめよ

あたしはここよ・・・ いつも泣いていたいのよ
あたしはここよ… いつも泣いていたいのよ

悲しい悲しい 空と太陽
ひきはなす―――でも、ひきはなす
(かわいい目をしてよ)
…ゴメンネ こわれるもの でも、予告しないのよ
かわいいかわいい 空と太陽
ひきはなす―――でも、ひきはなす
(悲しい目をしてよ)
…ゴメンネ こわれるものでも予告しないのよ
たりない?!たりないものなどない―――
今ほしいのは、
あたしに必要なものは、
それは、ウソだ。

あたしはここよ












1999/CHARA

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